アメリカ「小売り業界トレンド予測」その1

US小売業界のビジネストレンドをまとめたレポートを見つけたので、今日からしばらくこれを読み込みます。

Vend社という、USの小売店コンサルと小売支援ツールを提供している会社がまとめているレポートなので、若干業界寄りのポジショントークですが、なかなかポイントがまとまっていていいかな、と思います。

<レポートタイトル>
A roundup of our top 12 forecasts for 2018 and beyond
2018年以降の12の潮流を予測する(小売業界)

https://www.vendhq.com/2018-retail-trends-predictions

<トレンド.1>
1.“Chore” shopping will become easier, but the demand for “cherish” retail will be stronger than ever
“Chore(決まり切った日常の)”買い物はもっと簡単にすませるようになる。でも“大切な買い物体験”ニーズはかつてないほど高まる

—原文
The “chore” or routine component of shopping will become more streamlined
意訳:決まり切った定形の買い物は、もっとstreamline(簡潔)になっていく

ルーティンの買い物が「簡潔」になる要素として、本文では、auto-renewal(自動継続購買)one-tap purchase(ワンクリック購買)same-day delivery(同日配送)がより強化されるから、と理由づけされています。

が、一方で、ショッピングそれ自体が持つ感情的な一面に焦点を当てて、論考が続きます。

—原文
The experiential side of retail — the part that involves discovering great products and socializing with others — won’t be going away. People will still make their way to physical stores, not because they want to “buy stuff,” but because they want to get experiences that they won’t find anywhere else.

意訳:Retail(小売り)の、経験価値の側面〜良い商品に巡り合ったり、他の人達と交流したり〜は消えてなくならない。
消費者はそれでもやっぱりphysical stores(物理的な店舗)を目指すのである。それは、モノを買いたいからではなく、他では体験できないexperience(経験・体験)を得るためなのです。

要するに、amazonが買い物をどれほど「ルーティン化」して「簡素化」したとしても、実際の店舗が消えて無くなるわけではない、ということが論点ですね。
それどころか、amazonが買い物を「ルーティン化」して「簡素化」して利便性を高めれば高めるほど、リアル店舗がもつ経験価値・体験価値が相対的に浮き彫りとなるよ、という論考ですね。

<まとめると、、、>
Amazonが浸食すればするほど、一部のリアル店舗は「体験価値」を武器に、より繁盛する

これがトレンドその1